2009/6/25

「かあちゃん宿」 → スコトン岬 → 鮑古丹 → ゴロタ岬 → 鉄府 → 澄海岬 → 召国分岐 → 宇遠内 → 8時間コース終点 → 礼文滝入口 → 268mピーク → 香深港FT → 「山海亭」
6:00前に起きて朝食を済ませ6:20宿を出発する、フェリーターミナルまでタクシーで行き6:15発の始発バスで北の端に移動する予定だったんですが、大阪からおいでのNさんと一緒
に歩く事になり、同じく大阪からおいでの御夫婦が4時間コースを歩くので、4人で北の端までタクシー移動です、同じ目的の人達がいてラッキーでしたね、途中で始発の路線バス
を追い抜いてタクシーは快調に北上して行きます、海は荒れていますが天気は良さげです
7:00北の端スコトン岬に到着、料金は8000円弱だったので一人2000円程で済みました

売店がもう開いていますね、何を買うでもなく中をブラブラします、それと日本最北限のトイレで用を済ませておかなければね

7:20さぁ歩き始めます、少しハードそうじゃけど頑張りまっしょい!
暫くはタクシーで来た道を引き返します、このまま車道を歩いても行けるんですが、海岸線に下りて鮑古丹経由で行くとしますか

民家の玄関先を抜けるんですが、殆ど空き家みたいでした、漁のシーズンだけ人がいるんかな、前方がゴロタ岬であそこまで登らなきゃなりません
歩きながら話しているとNさんが妙に詳しいんですよ、なななんと礼文島は10回程来ていて8時間コースは3回目なんですと、前回歩いたのは10年程前らしいんですが超ビックリです
ガイドさんと一緒に歩いて貰ってるみたいじゃね、でも誤算が・・Nさんかなり健脚でした
鮑古丹を抜け、少し坂を登ると車道と合流する、ここで車道と別れて登山道らしくなりますが、息が切れてNさんに置いて行かれる
息切れで一休みの最中に振り返ってパチリです、鮑古丹の先にスコトン岬が霞んでいます、肉眼では沖のトド島まで見えたんですけどね
しかし風が強いんですわ、細身(蹴)だから飛ばされそうじゃ
8:20桃色吐息で、おっと間違えた青息吐息でゴロタ岬まで登ってきました

取り合えず路線バスも追い抜いたし先客はいません、程なく大阪の御夫婦も追い着いて来ました

写真も撮ったので8:30歩き出します
折角ゴロタ岬まで登ったのに、一気に丸太で簡単に整備した階段を海岸線まで下ります、この階段の1段1段が高いんですよ、腰に良くありません

下ったら舗装してない車道を鉄府の集落目指して歩きます、その後ろは澄海岬ですね、かなり距離あるぞ〜

振り返るとゴロタ岬、下ったんですな← (画像にカーソルオン)
鉄府の集落を抜けるとトイレがあるので休憩です、時間は9:20になっています、まぁまぁのペースで歩けているんかな

さぁて水分と甘い物を補給したのでちょっと元気復活、9:25出発です

トイレのすぐ先が澄海岬への登り口急登坂なんですが、短いので意外とバテませんでした
小さい神社の前で車道に出て売店の前を通り抜けたら短い急登坂が待っています、湾を右手に見ながら急がず登ります、風が吹いてなかったら透明↓ 度が高いから海の底まで見えたのになぁ
9:50澄海岬に到着、もう全体の1/3くらいは歩 →いたんかなぁ、まだまだ先は長い事だけは確かじゃ
10:00澄海岬を出て売店まで下ります、売店でザックを降ろしNさんお勧めのジャガイモのフライを食べる、ホクホクして美味かったっす、お腹も落ち着いたので10:20歩き始めます
売店の横から漁港の方に進み、民家の脇をすり抜けて登山道を登ります程なく林道に突き当たるので、ここからは暫く林道歩きになります

林道を歩き出してすぐに振り返ると西上泊の集落、澄海岬、ゴロタ岬が見えます、あの向こうから歩いて来たんじゃ、普段なら絶対に歩かない
澄海岬を出て約1時間、召国への分岐を通過します、右へ進むと海岸線へ下り召国の集落でその先は道がないので登り返さなければなりません、ちなみにNさんは行った事があるそう
で今は誰も住んでいないんだと、元気だったら往復してもいいんだけど今回はパスします
召国分岐点を過ぎると程なく砂利の林道は終わり、笹原の登山道となる

笹原が終わると樹林帯に突入、それ程アップダウンもきつくなく順調に歩けているつもりですが、Nさんにはしっかり置いていかれます
樹林帯に入って暫く歩き、下り始めた頃に小さな沢があったので時計を見ると12:10ですね結構歩いたんでここら辺で昼食にします、ザック担いで歩いた後に食べるオニギリは何で
こんなに美味いんじゃろ、夏場って事もあり塩がしっかり効いている、生き返りますなぁ
12:30元気が湧いてきたのでボチボチ行きますか、地図にはアマナって書かれてあったんですけど、何処がアマナだったのか分かりませんでした
13:00砂すべりの上部に到着、名前の通り昔はロープを使って滑っていたそうな、今は端っこに階段が設けられていますから安心です
遠くに防波堤みたいなのが見えてますね、あれが宇遠内じゃろか
砂すべりの後は急な岩場の下りなので慎重に進まなきゃならん、最後に小さな川を渡ればアマナ海岸です
やっぱり防波堤が見えている、あそこが宇遠内だってNさんが教えてくれました、時間は13:15になっています
ここから先は道はありません、岩の間石の上を歩いて行きます、左側は断崖絶壁で落石があったら怖いぞ
← (画像の上にカーソルを置いて)
← 約1.5kmの海岸歩き、デカイ岩がゴロゴロしています、漂流物も多くてハングル文字が目立っている
↑ 宇遠内はすぐそこです、Nさんが言うには休憩所があり飲み物も売っているそうです、14:00宇遠内に到着、冷えた飲み物は美味しかったなや
14:10出発、民家の横を抜け礼文林道を目指します、ガレ場を過ぎると樹林帯になり急勾配の登りが堪えます

やっとこさ峠を越えたら、ほぼ等高線に直角に一直線な感じで下ります

この辺で足に異変が・・アマナ海岸辺りから足の裏に違和感があったんですが、痛みに変わってきました
15:10礼文林道に着きました、8時間コースの終点です、でもここで歩くのを止める訳にはいかないんだな
右へ進めばレブンウスユキソウ群生地経由で香深、左へ進めば20分で道道の香深井へ出ます
香深井に出てもバスはないし、右へ曲がって南下します、でもこのままじゃ宿の送迎時間に間に合わないかも
礼文林道を歩き始めてすぐにやって来ました、オイラ的にはプチって音が聞こえた気がしました、足の裏が悲鳴をあげたみたいで、間違いなく水膨れになっていますね、この林道
はずっと登りが続くので精神的に参ってしまう、足の裏の痛みもあるし、車の送迎時間の事もあるし気分は最悪じゃ、Nさんとあのカーブを曲がったらピークが見えるって話しなが
ら何回裏切られた事か、Nさんもこの林道は初めてなんです、今は通れない宇遠内から礼文滝経由の海岸コースを歩いていますから、出来るなら海岸コースも歩いてみたいもんです
ダラダラ登りもやっと終わった15:50頃に利尻富士が顔を覗かせました

明日利尻島に移動して、明後日利尻山に登る予定だったのに、この足じゃ無理かもです(涙)
16:00に礼文滝への分岐を通過、その先にNさんが前々から気になっていた地図には載ってないルートの標識があります

このまま歩いても間に合いそうにないので、268mピーク越えのコースをチョイスです、上手く説明出来ないんですけど直角三角形の斜辺を歩く感じですかね
268mピークを超えると絶景が待っていました、何にも遮る物がない洋上に浮かぶ利尻富士が見事です

左に目をやると最終便のフェリーが近付いています、この距離だったらギリギリ間に合うかな
16:55スキー場横の268mピーク登山口に下りて来ました、間に合った安心感で緊張の糸が切れたんですかね、どっと痛みが襲って来ました、町中を抜けて17:05フェリーターミナルに
到着、丁度フェリーが接岸の為に回転しています、ここでNさんとはお別れじゃね、オイラは「山海亭」の車に乗り込み、Nさんは「かあちゃん宿」に連泊です、8時間コースはメッチャきつかったですね、前日に無理したのがたたって足の裏を痛めてしまったのが超悔しい!

そうそう「かあちゃん宿」のかあちゃんから連絡があって、明日の利尻島の宿に泊まれる様になったとの事です、何から何までお世話になって有り難いっす、足が問題なければなぁ
17:25「山海亭」に到着、この先50m程行けば「かあちゃん宿」です

風呂に浸かって足の裏を確認すると両方とも500円玉くらいの水膨れが出来ていました、取り合えず穴を開けて水分を出し様子をみます
夕食後またまた夕陽を見に行くとNさん、大阪の御夫婦もいました、生憎雲があって夕陽は拝めませんでした、明日は午前の便で利尻島に渡るので礼文島最後の夜です、今回の礼文
島は密度が濃かったぁな、まだ礼文滝と元地灯台に行ってないのでこれを最後には出来ませんね、荷物の整理をして21:00床に入ります、今日も打ち寄せる荒波の音が子守歌じゃな

じゃ〜レブンウスユキソウなんぞ見ようか!今日の御飯もあるでよ!
1日目 (6/20 土) 新居浜→舞鶴 11日目(6/30 火) 層雲峡周辺観光
2日目 (6/21 日) 舞鶴〜(船)〜小樽→旭川 12日目(7/1 水) 網走周辺観光
3日目 (6/22 月) 稚内周辺観光 13日目(7/2 木) 知床、根室周辺観光
4日目 (6/23 火) 稚内南部観光 14日目(7/3 金) 厚岸、釧路周辺観光
5日目 (6/24 水) 礼文島、礼文岳登山 15日目(7/4 土) 帯広、襟裳岬周辺観光
6日目 (6/25 木) 礼文島8時間コース 16日目(7/5 日) アポイ岳登山
        日高、夕張周辺観光
7日目 (6/26 金) 利尻島観光
8日目 (6/27 土) 利尻山登山他 17日目(7/6 月) 登別、室蘭周辺観光
9日目 (6/28 日) 美瑛周辺観光 18日目(7/7 火) 札幌、小樽周辺観光
10日目(6/29 月) 富良野周辺観光 19日目(7/8 水)小樽〜(船)〜舞鶴→新居浜