(1497m) 2006/5/2

ヤクスギランド入口 → ひげ長老 → 太忠分かれ → 太忠岳 → 太忠分かれ → ひげ長老 → ヤクスギランド出口
メチャ楽しかった昨晩の食事会で、QPさん、Iさんに今日の予定を聞くと、マスターに勧められた太忠岳に登ると言うモッチョム岳に登ろうとしていたオイラは、何の躊躇もなく仲間に加えて貰ったのです、ヤクスギランドの駐車場で
9:00に待ち合わせをしていたのですが、夜半から降り出した雨がついさっきまで降っていたんだわ、来るんだろうか中止にしたのかなー、9:00になっても姿が見えませんがな、もしかしてと思い下の駐車場に行ってみるといたんです
良かったなやー、中止なんて頭の片隅で考えてしまったオイラよりも、彼女達の方がよっぽど根性あるみたい(反省)
9:30支度も整ったので協力金300円を払って出発します、さっきまで雨が降っていたのでレインウェアを着込んで、少し重装備っぽい感じじゃね、最初は整備されている遊歩道を歩くので足取りも軽やかです、さー頑張るぞ
荒川橋を渡って小花歩道に入ると、登山道らしくなって来る、10:05ひげ長老まで登って来ましたよ、表面がビッシリと苔で覆われていますがな、いつもは時間経過を確認する為の記録写真でしかないんですが、今回は記念
写真です、シャッター押す前に(1+1=ニィー)

話しながら登るのは、何でこんなに楽しいの気が紛れると言うか、疲れが軽減されますね
屋久島で命名されている杉は、縄文杉みたく何とか杉なのに、何故にこの木だけひげ長老なのかなと、思ってしまったオイラなのです


屋久杉ランドの最奥にあった、蛇紋杉ですが1997年の台風で倒木、現在は株だけが残っています、その少し手前にあるのがひげ長老で近くに沢が流れている、湿度が高い所にあるから、着生が多いのが特徴で、多数の根が幹
に絡み付いています、着生がお年寄りの髭に似ているので、こんな名前が付いたんですね


平成12年、屋久島で開催された世界自然遺産会議記念の公募に寄る命名だそうな、屋久島在住の当時小学1年生の女子が名付け親です
10:15順調に太忠分かれまで登って来ましたザックを降ろして一休みします、奥の看板にいろんな鳥の鳴き声をカタカナで、説明してくれていますが、全然イメージが湧きません現に今鳴いている鳥の鳴き声、うーんどれか
分かりませんがな、10分程休んだので太忠岳目指して出発します、これから先は観光客は登って来ません、少し急な登山道になるから気を引き締めて行こうか、頑張りまっしょい
10:45 天文の森到着です、星が綺麗に見えるからこんな名前が付いているんかな、後方に説明書きらしき物があるんですが、はっきり言って読んでいません、読めって話ですよね
さて一緒に登っているQPさんとIさん、QPさんは今回で3回目の縄文杉ですけど、いつもは山に登っていないそうです今日は少しゆっくりめで歩いているんですが、普通にオイラと同じペースで登っています、急勾配になると同じ様に
息は上がっているし、ほぼ同程度の脚力みたいですね、一方Iさんは屋久島に来て今回が初めての山登りです、流石に縄文杉登山後の宿では疲労困憊だった様ですが、今日も山登りにチャレンジしていますね、急勾配になるとやや遅れ
始めますが、上で待っていると自分のペースを守って確実に追い付いて来ます、ひょっとしたらこの中で一番山登りに向いているのかもですね、巨岩の脇をすり抜けたり、木の根っ子の階段を登ったりと、悪戦苦闘で登って行きます!
12:00山頂の尖った岩が見えて来ました、高さ40mもある花崗岩の天柱石がそびえ立っています、残念ながら天柱石の上に登ることは出来ないんです、岩の下でウロチョロしていると、反対側から人の声が聞こえて来るじゃないですか
少し下って巨岩を回り込むとロープが掛かっているんです、岩の上に人がいるみたいだわ、最後の一踏ん張りですね
短いロープを登り切ると、棚状になった岩の上に出ます、12:05到着しました、先客さんが4人いたので、邪魔にならない所にザックを下ろして休憩します、満足感に浸りましたよ
んで驚くべきは、マサルさんの天気予報です14時には晴れるって言ってたんだけど、この頃になると陽が差し始めて、急速に回復していますがな、雲の切れ間からは種子島が見え始めたじゃないかい、地元の人が勧めるだけ
あって良い山なんですよ、絶景かな絶景かな
ちなみにマサルさんとは、「散歩亭」で隣の席に座っていた地元の人です、分かるんですね
         (photo by QPさん) →
これはどっち方向だったかな、手前の斜面には白骨樹が目立ちますね、向こうの一番高い山は何て山なんだろうか!
雲が晴れて海の向こうに種子島が見えているぞ、まだ行った事が無いのでいずれ足跡残したいと思います、岩の上でくつろいだら少し離れた所で昼食を取ります、カップヌードルと炊き込みご飯のオニギリ、メッチャ美味かったです
そして、なんと彼女達がコーヒーとカップを持って来てくれていました、久し振りに山の上で飲むコーヒーは至福の一杯なんだわ、本当に世界遺産の島だけあって自然が素晴らしい、お腹の虫も満足した様なので13:10下山開始です!
14:10 天文の森まで下りて来ました、ここでお約束の記念撮影ですね、この辺りになるとちょっと疲れが出て来て、少し無口になっていたんですが、写真を撮る時はハイ、チーズ!

太忠岳登山の合い言葉は、昨夜飲んだビールのカロリー分は、消費するぞだったんですがオイラ思うに、充分すぎるくらい消費したな
14:35 太忠分かれまで下りて来ました、ここまで下りたら、残りは殆ど遊歩道なので楽になりますね、背後にあるのは倒れた蛇紋杉の根っ子ですかね、花の季節には少し早かったみたいです、あまり出会えませんでした(涙)
15:10ヤクスギランド駐車場に戻って来たぞバンザイだわな、2人共良く頑張りましたね花丸あげます、また一緒に登りたいと思ったお父さんなのでした、本当にお疲れ様でした
QPさん、Iさんとは駐車場でお別れして、お約束の尾之間温泉で疲れを癒します、昨晩から車を安房の駐車場に停めているので、そこに戻って荷物の整理を済ませたら、丁度良い時間になっています、MTBで「散歩亭」へ向けて発進だわな
MTBで島内一周するつもりだったんですが、結局駐車場と「散歩亭」の往復にしか使いませんでした、今日は報告会の約束をしていた訳でもないのに、三々五々集まって来て、「でこぼこ縄文杉登山隊」+2名の「チームゴアテックス」6名
が勢揃いです、“まさやん”さん、QPさん、Iさんは屋久島最後の夜なんです、“まさやん”さんはトッピーで、QPさん
Iさんは飛行機で屋久島を離れます、メチャ楽しいんだけど、明日が来なければ良いとふと思った屋久島4日目でした
1日目(4/28) 新居浜 → 八幡浜(フェリー乗船)
2日目(4/29) 臼杵 → 鹿児島 → 屋久島(往)宮之浦港白谷雲水峡、太鼓岩登山
3日目(4/30) 縄文杉登山
4日目(5/1)  屋久島ドライブ(時計回り)
5日目(5/2)  太忠岳登山
6日目(5/3)  屋久島ドライブ(反時計回り)
7日目(5/4)  宮之浦岳、黒味岳登山
8日目(5/5)  屋久島(復)宮之浦港 → 鹿児島 → 臼杵(フェリー乗船)
9日目(5/6)  八幡浜 → 新居浜