(3180m) 2015/7/31

大天荘 → 大天井ヒュッテ → 貧乏沢分岐 → ビックリ平 → 赤岩岳(トラバース) → 西岳(トラバース) → ヒュッテ西岳 → (大下り) → 水俣乗越 → (東鎌尾根) → ヒュッテ大槍 → 槍ヶ岳山荘(槍ヶ岳ピストン)
4:30にゴソゴソと起き出して準備をします、今日は表銀座を縦走して、槍ヶ岳の方までのロングルートです、昨日は脚の調子が良かったので、今日も同じ様に歩けたらなんて思っています、5:00からの朝食を済ませ表に出ます!
槍ヶ岳が綺麗に見えています、ここからだと小槍も確認出来る、今日はあそこまで歩いて行くんですね、前回雨で諦めた表銀座を歩くので頑張らねばの、中腹に山のシルエットが映っていますね、本当に山の朝は清々しいのぉ
5:20大天荘を後にして歩き始めます、日頃の行いが良いのか今日↓ も良い天気になりそうです(蹴)、本当に感じの良い山小屋だわ



大天井ヒュッテまでは大天井岳を巻きながら下るんですけど →結構険しい登山道じゃないかい、常念岳に向かう人と擦れ違うんだけど、かなりきつそうじゃね、足元に気を付けて歩きまっしょい
5:40ガレ場の下に大天井ヒュッテが見えて来たぞ、ここが牛首の↓ コルになるんじゃな、結構狭い場所に建っている山小屋です



← 大天井ヒュッテの手前に案内標識があります、名だたる百名山二百名山が記されているので、北アルプスにいるんだなって実感出来るわな、5:45大天井ヒュッテに到着、写真を撮って通過します
大天井ヒュッテから暫くの間は、槍ヶ岳とは反対側の山の中腹を歩きます、この辺は少し虫が多かったんかな、前に大天井ヒュッテ↓ に泊まっていた4人のグループがいたので、抜かせて貰います!
6:15ビックリ平に到着、ザックを下ろして一息入れます、横で →休憩していた御婦人方2人と挨拶をして話します、オイラより30分早く大天荘を出発したそうで、「もう追い着かれちゃったの」って
目をパチクリさせてました、オイラはそんなに速くないんですよ
ビックリ平で5分程休憩したら歩き始めます、ここからは緩やかな稜線歩きなので、槍ヶ岳を右に見ながら最高の気分だわ、山のシルエットも随分下がって、小槍が段々隠れ始めてます、左の方に下っているのが東鎌尾根じゃね
まだ朝早いので人も少ない、爽快な尾根歩きを楽しみます、森林限界を超えているので背の高い木はありません
← 赤岩岳のトラバース道なので、山頂近くにいる筈なんですけど分岐が分かりませんでした、まともな登山道はないんちゃうかな



↑ ヒュッテ西岳の手前は南側斜面を歩くのでお花畑が綺麗です西岳山頂への分岐は確認出来ましたけど、今回はパスします、って次回はあるんかいって話ですけど、出来るなら何度でも来たいぞ
7:45ヒュッテ西岳が見えて来た、この時になってオイラは重大 →なミスに気付くんだな、大天荘を出る時にお弁当を受け取らないといけんのに、すっかり忘れてましたがな、お馬鹿さんですね(涙)
↑ 7:50ヒュッテ西岳に到着、休憩するかな、先に休んでいる女性陣がベンチでご褒美だって、アイスを食べていますがな、オイラも右に倣えでご褒美です、画像にカーソルオンしてみて、500円なり!
8:05ヒュッテ西岳を出発、地図で確認すると、ここから東鎌尾根の取っ付きまでが大下りなんですな、大天荘からの下りが険しいと↓ 思ったけど、そんなの比じゃない、気を付けて下りまっしょい



← こんな長い梯子まであるじゃないかい、流石に大下りの名前は伊達じゃないな、でもこんなに下ったら登り返すのが大変じゃな
槍ヶ岳を随分見上げるようになった、近付いているのもあるけど下っているのが最大の理由なんちゃうかな、ここから少し下るの↓ で槍ヶ岳は見えなくなる、少しずつ人が多くなって来たんかな



さぁ、ここから東鎌尾根の取っ付きなと思ったのに、擦れ違う →人に聞いたら、もう一ピークあるんですと、気合いを入れ直します
← 8:50水俣乗越まで下って来ました、大天荘で隣に寝ていた人に追い着いたみたいだわ、横にザックを下ろして一緒に休憩しますオイラより1時間早く出発したそうな、さぁここからが東鎌尾根の始まりじゃね、高低差700mを登らなきゃならんのよ、気合いじゃ!
↑ 5分程休憩して歩き始める、最初は急登なので、息を切らさない様にソロリソロリだわ、10分程で急登を登り切り、少し緩やかな登山道になります、息も上がってないし、まだ脚も大丈夫みたいじゃ
誰かが言ってた、槍ヶ岳が近付いて来るのが実感出来る、北アルプスはええな無理してでも来て良かったなや!
お〜、テレビで見た事があるぞ、木製の梯子の連続じゃ、こんな険しい尾根に道を造ってくれて有り難い事です!
登山道越しに北鎌尾根が見えます、地図には登山道として載ってないんだわ、ビビリマンだからよう歩きません!
東鎌尾根唯一の下りかな、長い2連の梯子が待ち構えているじゃな↓ いかい、オイラ的に下りなんて、あると思ってなかったんだわ



梯子を下りたら、振り返ってパチリ、両側が切れ落ちた鞍部の →道です、ナイフエッジとは言いませんが、オイラ的には狭いんだわ岩場は3点支持で安定するけど、ふらつきそうな感じが嫌ですね!
結構、槍ヶ岳を見上げるようになったな、随分近付いていますから小槍は完全に隠れている、ここまで登ると槍ヶ岳から下って来る↓ 人が多くなり、岩場や梯子での擦れ違いに、譲り合いをします
← 少し傾斜が凄い感じは出てるかな、立ち止まっては水分を補給しつつ、高度を上げて行きます、今日はバテる事もなく順調に歩けてるんかな、勿論ドン亀歩行ですけどね、自分のペースが大事です
10:45遂に東鎌尾根を登り切ったんかな、大きな岩を回り込んだらヒュッテ大槍に到着、写真を撮って通過します、でも何で山小屋の↓ 屋根って赤いんだろう、ヘリから見てすぐ分かる様にしてる?



山小屋が下に見える、あれが殺生ヒュッテじゃね、落石の心配 →をしているのはオイラだけなん、きっと大丈夫なんでしょうね!
← ヒュッテ大槍で気を抜いたのがまずかった、東鎌尾根は終わりと思ったのが大間違い、まだまだ険しい岩尾根が続いているがなまだ息は上がってないけど、脚が重たくなって来たぞ、頑張らねば
↑ 槍ヶ岳の裾を巻いて、槍沢への分岐に到着です、もう一息じゃ多分この辺で3000mは越えているんかな、よっしゃ次は4000m越えを目指しますか、って日本の最高峰は3776mだから、無理ですがな!
11:40槍ヶ岳山荘に到着です、東鎌尾根登り切ったぞ、宿泊手続きを済ませ、マイスペースを確保したら腹ごしらえです、空腹だった↓ のでカレーが美味かった、だば槍の穂先に登っておきましょう



12:10山頂に向けて出発です、レンタルのヘルメットがあった →
んですが、被ってない人の方が多かったので、多数派になりました
← さぁ最期の登りです、槍ヶ岳の最期の岩場は登りと下りの道が別れているので、擦れ違いの時間待ちはありません、でもこうして見上げると凄い岩場ですね、梯子、鎖や順路の矢印が整備されてなければ、オイラなんて絶対に登れません、有り難や、ああ有り難や!
↑ 擦れ違いの時間待ちはないんですが、梯子で渋滞が発生します梯子を普通に登れない人も、山頂を目指すからしがみついて、動かないんだわ、画像にカーソルオンしてみてちょ、渋滞発生中です!
これが最期の梯子です、いよいよ槍ヶ岳の山頂じゃ、このアングルで若い女性が写っていたら盗撮になるんかな
12:30槍ヶ岳山頂に到達です、初の3000m越え達成です、公序良俗に反するので顔にはモザイク掛けておきます!
上から眺めた小槍です、 「アルプス一万尺〜♪♪、小槍の上で〜♪♪アルペン踊りをさぁ躍りましょ〜♪♪」って無理っしょ、まずオイラはよう登りません、ロッククライミングの技術がないと登れません、それに狭いじゃんか
山頂から見下ろした槍ヶ岳山荘です、増築に増築を重ねているからゴチャゴチャしていますね、収容人員は650人と日本最大級の山小屋です、混雑時には満員になりますからね、今日の夕食は4回入れ替えだって言ってましたよ
山頂から見た北方向、北鎌尾根です、道らしい道は確認出来ません、上級者になるとここを登って来るんだわ!
これは南方向、手前が大喰岳かな、一番奥の鋸状の山塊は前穂高岳ですね、奥穂高岳は見えているのか分からない槍ヶ岳の山頂に立つと、ここが十字路って事が良く分かる、東西南北に稜線を引き、北鎌尾根、東鎌尾根、西鎌尾根と呼ばれる、南側は鎌尾根とは呼ばないが、3000m以上のピークが連続する稜線を引き、穂高連峰へと続いている!

12:50下山開始です、順路に従い梯子、鎖を使いながら岩場を下るんだわ、マイスペースで休んでいる時に隣の人が言ってましたね、ヘルメットを被るのは落石対策もあるけど、転倒した時の頭部損傷防止の為でもあるんだと確かにこんな場所で転倒したら、タダでは済まないもんね、次の機会があればヘルメットは持って来なくちゃね!

13:10槍ヶ岳山荘に戻って来ました、マイスペースで画像チェックをしたり、外に出て写真を撮りながら夕食までの時間を潰します、槍ヶ岳山荘直下の登山道脇でアオノツガザクラを発見、今回の山行では初めてじゃないかいそう言えば雷鳥に出会えてませんね、1度だけ擦れ違う人が「どこそこにいましたよ」って、教えてくれたのになぁ
17:00からの夕食が終わったら殆どの人が外に出ます、陽が沈むのが19:00くらいだから、1時間半以上も外気にさらされて、震えながら待ったんですけど残念でした、山小屋に戻り明日の準備をします、上高地のバスターミナルまで下らなきゃならんから大変じゃ、横尾から先の遊歩道が長いもんなぁ、準備も終わり20:00過ぎには夢の中へ
それでは北アルプスのお花北アルプスのお花Uを見ておくれ!

1日目(7/28 火) 北アルプス南部縦走U(往)
2日目(7/29 水) 北アルプス南部縦走U(蝶ヶ岳)
3日目(7/30 木) 北アルプス南部縦走U(常念岳、大天井岳)
4日目(7/31 金) 北アルプス南部縦走U(槍ヶ岳)
5日目(8/1 土) 北アルプス南部縦走U(下山、復)