(2841m、2840m) 2007/8/14

三俣山荘→三俣蓮華岳→黒部五郎小舎→(カールコース)→黒部五郎岳→(カールコース)→黒部五郎小舎
今日は黒部五郎小舎までの予定なのでノンビリしてます、天気が良いから槍が綺麗に見えてる、6:20三俣山荘を後にして三俣蓮華岳へと向かいますが、10歩くらい歩いた所で手に
何にも持ってないのに気が付く、そうだベッドの上にハンガー代わりに渡したままだった慌てて中にストックを取りに戻りました、6:30今度こそ出発です!
三俣山荘の前から三俣蓮華岳をパチリ!

テン場の横を通り抜けてゆっくり登って行きます、雲ノ平で一緒に休憩した人がテントを片付けていたので、話を聞くと双六小屋経由で新穂高温泉に下るそうな

今夜は温泉に浸かってサッパリするんだろうな、その後は美味しいビールだよな羨ましいの〜!
7:20休憩を取りながら三俣峠まで登って来ました、右方向へ登れば三俣蓮華岳を通って黒部五郎小舎、直進して下って行けば双六小屋です

ザックを降ろして休憩したら、気合いを入れ直して三俣蓮華岳の登りに取っ付きます、行くど〜!
登山道の横に広がる斜面は一面のお花畑です、遠くて分かり辛いですが凄く綺麗でした

ヘロヘロになりながらも少しずつ高度を稼いで行きます
上を見上げればまだまだ頑張らないといけません、急な登りになると途端に脚が止まってしまうし息が上がる

今回の山行に備えてかなり鍛えたつもりだったんですが、体力のなさを痛感です
7:55三俣蓮華岳頂上に到着、バテたぞ〜槍をバックに足跡を残した証拠写真です

後は黒部五郎小舎まで下るだけなので急ぐ必要はありません、腹ごしらえなどしてまったりしてました
三俣蓮華岳の頂上から周囲の山を見渡して撮っておきましょう

まず南東方向に目をやると、双六岳越しの槍ヶ岳、穂高連峰です

山登りを趣味にしてるんだからいつかは登りたい!
北東方向は右から昨日登っていた鷲羽岳ワリモ岳、水晶岳、そして祖父岳です

祖父岳とワリモ岳の間の沢辺りが黒部川源流になるんですね、確か黒部川源流の碑がある筈なんですけど今回は行けませんでした
続いて北西方向、雲ノ平とその向こうに鎮座している薬師岳です

雲ノ平はメチャ良かったな、普段の行いのせいかピーカンで暑いくらいでした

薬師岳は最終日に登る予定にしてるんだけど体力?もしかして気力が残ってないかもです、ここでは予定と書いておこう
最後は西方向、明日登る予定の黒部五郎岳、こっちからだと正面からカール見えてます
8:30三俣蓮華岳頂上を後にして、五郎平の方へ歩き出すとこんな物がありました

この周りを一周したら一瞬のうちに3県制覇出来るんですね、人の目を気にしながらグルリと回ったのは言うまでもありません!
三俣蓮華岳の急な斜面を下ると、暫くの間緩やかな下りの尾根歩きです

ここから見る笠ヶ岳も良いですね、聞いた話ですがこの山には凄い急登で名を馳せている「笠新道」なる直登ルートがあるそうです、登って見たい様な気もするし
普通の登山道を登った方が楽かな
尾根の登山道脇はチングルマとハクサンイチゲのお花畑です、ここを歩いていると疲れも吹っ飛んでしまうから不思議なもんです

五郎平に下る最後の急斜面が涸れ沢みたいな感じで大きな石がゴロゴロしてます、石を踏まなければいけないので、濡れている時なんかは相当慎重に下らなければいけませんね
9:55黒部五郎小舎に到着、黒部五郎岳をバックに洒落た感じの山小屋です

今日の予定はここまでなんですが、まだこんな時間ですね、小屋の前のテーブルでお弁当をパクつきながら、どうしようかと考えを巡らせてます
10:30あわよくばの塊で黒部五郎小舎を後にします、黒部五郎岳に早く着けたら、脚がまだ動いていたら今日中に太郎平小屋まで行けるかなんて都合の良い事ばかり考えていました
一般的なカールコースを進みますが、重いザックを担いでいるから10分も歩くとバテバテです、最初の沢で休みながら無理なんかなぁと思いつつも、ひょっとしたらなんて甘い考
えはまだ捨て切れません
11:15樹林帯を抜けました、黒部五郎岳とカール全体が見渡せますが、まだまだ先が長いぞって実感させられます、カールの中はあちらこちらにお花畑が広がってます

どん詰まりにカールの壁の急斜面が立ちはだかってますね、あのジグザグの道を登り切るのに何回休憩しなくちゃいけないかな
ここの沢の水は冷たくて美味しかったな〜、段々黒部五郎岳が近付いて来ますが、気になるのは頂上がガスに覆われだした事です、昨日も鷲羽岳頂上から見てたらスッポリとガス
の中でした、頂上まで行くのは無問題なんですけど太郎平小屋は無理かもね
カールの壁の急斜面を何とか登り切って12:55黒部五郎岳の肩に到着、ガスってて頂上もカールも見えません

甘い考えで行こうとしていた太郎兵衛平の方はガスの中に沈んでいます、時間もギリギリだし、初めての道だからビビリマンのオイラはここで断念したのでした

ザックをデポして頂上へ向かいます
13:15黒部五郎岳頂上に到着、御覧の通り何にも見えません、今回の山行で初めてガスの洗礼を受けました、まぁ〜今まで天気が良すぎるっちゃ〜良すぎたんですけど

お決まりのポーズで記念撮影です、天気が良ければバックには薬師岳が見えてた筈なんですけどね
13:30下山開始、黒部五郎岳の肩まで下りてザックを担ぎ、トボトボとカールの壁の急斜面を下ります、こんな事なら山小屋にザックをデポしておけば良かったじゃんか、んにゃ〜
そもそも山小屋でゆっくりして明日登れば良かったんよ、なんて自分の甘い考えを棚の上に上げてボヤきながら歩いてました、カールの沢沿いを下り樹林帯を抜けて黒部五郎小舎
が見えだした時は本当にホッとしました、やっと重いザックがおろせる

15:20黒部五郎小舎に戻って来ました、宿泊の受付を済ませ就寝スペースの布団の上で体を伸ばします、ラッキー今日は布団1枚に1人なんですと、ここも最近改装したのか小綺麗な
感じです、17:00からの食事も美味しくて大満足、今回の山行で泊まった山小屋でここだけが畳に座っての食事でした、明日の準備を済ませ横になっていたら睡魔が襲って来ました
北アルプスのお花を見てみよう
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