(1721m) 2009/6/27

鴛泊登山口 → 甘露泉水 → 長官山 → 避難小屋 → 利尻山 → 避難小屋 → 長官山 → 甘露泉水 → 鴛泊登山口
前回は2002年に登っているから7年振りの利尻山です、あの時は山に登る気はなかったので何の準備もしてませんでした、スニーカーだったので下りで足を痛めてしまったんですが
今回は登る前から痛めている、ひょんな事から山登りにのめり込んだ想い出の山に登るぞ
軽く体をほぐして準備完了、5:05靴の裏に付いた土を水で流してから歩き始める、少し前に団体さんが↓ 登って行ったので何処かで抜く事になるんかな
甘露泉水までは整備された遊歩道を歩いて  →ゆっくり高度を上げて行きます、この島は熊も蛇もいないから安心、鈴も付けていません!
5:10甘露泉水に到着、まず美味しい水を飲んでからペットボトルを一杯にします、ここから上に水場はないので給水しておかなくちゃね

甘露泉水から本格的な登山道になります、気合いを入れて急がずノンビリ歩きまっしょい!
暫くは展望の効かない樹林帯を歩くんですが、ちょっと視界が開けた所で礼文島が見えたのでパチリです

まだ足元を探しても花も見つけられないので礼文島ネタでご勘弁を・・
6:40息切れもせず、まぁまぁ順調な足取りで6合目第一見晴台に到着、ここでも礼文島を撮っておきます

テントのトイレブースがあった筈なんですがなくなってるがな・・・・
立ったまま水分補給をして歩き始めると、すぐ上にビバーク出来る程頑丈なブースがありました、この山は登山口にトイレがあるだけで携帯トイレを持ってないといけないんです

7:00最初の下山者とすれ違いました、3:00に登り始めたそうなんじゃけど4時間しか経ってないじゃん(スゲェー速い)、7:05に7合目七曲がりを通過、そろそろ長官山も近い筈じゃ〜
7:50やっと8合目長官山まで登って来ました、久し振りに見上げる利尻山はどっしり構えてますね、雪渓もかなり残っていて言う事なし、ええ山じゃ〜

ザックを下ろしオニギリを平らげて一息入れます、メッチャ美味い〜!

振り返ると礼文島、高度感が出てきましたね、水平線が礼文島の上にある(← 画像にカーソルを持って行こう)
8:05山頂目指して歩き出す、ここから避難小屋まではほぼ水平歩き、その先の登りに備えて息を整えておきます

8:15避難小屋通過、中を覗くとロープや補修用資材が置かれていました

8合目から上はエゾノハクサンイチゲが満開じゃ〜、こんなに沢山のハクサンイチゲガ咲いているなんて凄い!
9合目手前辺りになると沓形コースの尾根が良く見えます、こちら側の斜面は崩落が進んで痛々しいなぁ・・・

いつかあの尾根を登って山頂に辿り着きたい、ビビリマンなので崩落箇所を渡れるかどうかでしょうね
8:45に9合目を通過、山頂まで一踏ん張りなんですが、ここから正念場って看板があるじゃん、登山道の試験補修をやっているので土嚢が積まれてい
ます、前より痛んでいるもんなぁ〜

上部のガレ場は誰が名付けたか「3歩進んで2歩下がるゾーン」、全然前に進まないんだから、苦労しまっせ!
(画像にカーソルオンしよう →)
「3歩進んで2歩下がるゾーン」の最上部は切り  →通しになっているんだけど、こんなに深かったっけ



↑ 切り通しを抜けて礼文島をパチリ、随分高い所まで登って来ましたね、そうか登山してるんだった
9:40山頂に到着、15分程前から南斜面にガスが湧き出してオタトマリ沼は見えませんでした、10人程が↓  くつろいでいたので混雑する前にパチリです



← ローソク岩も久し振りじゃの〜、前回は雪渓なんてなかったのに、6月にはまだ溶けてないんだ!
南峰とローソク岩を一緒に撮っておかねば、1721mはこの南峰で今立っている北峰は1719mと2m低いんです

崩落が進み危険な為に立ち入り禁止になっている、山頂は一人くらいしか立てないし途中の岩がぐらついたりして危ないので立ち入っちゃダメよ
次々と人が登って来るのでごった返してきたぞ、10:05下山開始です、慎重に下ってるつもりなんですけど「3歩進んで2歩下がるゾーン」でスッテンコロリやってしまいました、体重
を掛けると滑って足が上の方に上がっています、本当に滑り易いので気を付けなきゃなりません、登りではそれ程痛まなかった足の裏が下りで少し痛み出した、でも下るしかない

11:30長官山まで下って来ました、ザックを下ろして一休みです、ここからの利尻山を目に焼き付けておかないとね、地元の方があれが樺太だって教えてくれました、遠くにポツン
と霞んで見えているので写真に撮っても写らないのが残念じゃ、15分程休んで歩き始める傾斜が緩やかになる4合目から先が長く感じてなかなか着かないんですよ、甘露泉水を過ぎ
14:05鴛泊登山口に無事戻って来ました、下りは痛みを我慢しつつ歩いたので辿り着いた時にはホッとして力が抜けてしまいました、この状態で登り切れた事に満足、大満足!でも痛かったなぁ、暫くは歩くのにも不自由しそうじゃ、下山届けを提出して山登り終了です

それじゃエゾノハクサンイチゲをどうぞ!